お茶とカリウムの話

 どうも、ギルマスの吉山です。今日はお茶とカリウムの話をします。お茶はとりあえず置いておいて、カリウムは皆さん気にしてますか?多分、カリウムを気にしてるのは血圧高い・腎臓弱ってる界隈の方たちでしょうか。

 カリウムは細胞内外のイオンバランス及び膜電位の調節に働いてます。透析治療を行っている方はこっちの機能が超大切で、血中のカリウムが多くなり過ぎると心臓の調子がすこぶる悪くなってえらいことになります。

 今回の話は血圧高い界隈の話です。カリウムは栄養機能食品では「カリウムは、正常な血圧を保つのに必要な栄養素です。」って言ってるくらいなので、なるべく摂ったほうがよい感じですね。

 で、実際にどこに効いているかと言いますと腎臓にある尿のろ過装置でのナトリウムの再吸収に圧力をかけます。ざっくり言うと血圧が高くなる原因のナトリウムを尿に出やすくすると。

 本題のお茶。そう、今回はお茶はカリウム入ってるから、血圧気にする人は水よりお茶の方が良いんじゃない?って話。お茶はカフェイン含まれるから一時的にちっと血圧上がる恐れもあるけど、利尿効果もあるのでトータルでは勝っているんじゃないかと。このへんは勘ですけど。

 言いたいことも書いたので、それぞれのお茶のカリウム含有量でも書いて終わります。

煎茶・ほうじ茶

 一般的によく飲まれるお茶たちですね。葉っぱを取ってくる場所にもよりますけど、ざっくり抽出液100mlあたり30mg前後のカリウムが含まれています。カフェイン・ウェルカムなら煎茶、控えたいなら火を入れたほうじ茶ですね。

 で、30mg、500mlで150mgってどうなの?って感じですが、比較的カリウム含有量が多いことが知られるバナナは1本だいたい350mg前後です。一見大したことないように見えますが、エネルギーがほぼ無いナトリウムの少ない水分から積み増しできるのは魅力です。

玉露

 色々ストロングスタイルで知られる玉露ですが、カリウムでも格の違いを見せつけてくれます。 抽出液100mlあたり 300~350mgも含んでいます。そうガブガブ飲むものではありませんが、飲み過ぎに注意しましょう。カリウム1日3000mgで敏感な人は体調が悪くなるかも。

紅茶・烏龍茶

 発酵茶の類ですね。 抽出液100mlあたり10mg前後のカリウムが含まれます。カリウムは分解されたり、飛んで行ったりしないのにどこに消えているのでしょうか?謎です。

麦茶

 お茶じゃないお茶こと麦茶です。 抽出液100mlあたり5mg前後のカリウムが含まれます。これは少ない。あまり血圧への作用は期待できません。逆に考えるとナトリウムを失いたくない場合には良いかもしれません。近年の猛暑では脱水もさることながら汗かきすぎてナトリウム不足も起こりえます。夏になるとばーちゃんが麦茶の量産体制を整えるのも理にかなってますね。


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