こしあん、つぶしあん、さらしあん、ゆで小豆缶詰、違いは何なの?

 どうもギルマスです。世に出回っている製品の名称と食品成分表に掲載されている名称の微妙なずれでムキーッ!とならないためのメモです。今回は「あんこ」です。食品成分表では豆類/あずき/ゆで小豆缶詰・こしあん・さらしあん・つぶしあんに分かれています。あとついでに他の餡の事も書いとく。

こしあん

 こしあんは、普通にイメージする市販のこしあんとちょっと違って生あんです。茹でた小豆を潰して裏ごして皮を取り除いた後、水に懸濁して沈殿物を回収後、さらしで絞った状態のものです。なので食品成分表のこしあんは砂糖は入っていません。砂糖は別に追加しましょう。

さらしあん

 こしあん(生あん)を乾燥させたものです。こちらも砂糖は入っていないので、使うときは水と砂糖を入れて加熱しながら練ります。

つぶしあん

 つぶしあんは小豆を茹でて、潰して、砂糖を加えて練ったもの。裏ごしてないので皮が残ってる。食品成分表のつぶしあんはこしあん、さらしあんと異なり砂糖が入っている状態。なので、場合によっては砂糖の量は気をつけなければならないかも。

ゆで小豆缶詰

 食品成分表のゆで小豆缶詰はたぶん、スーパーで売ってるゆで小豆を同様かな。利用可能炭水化物(単糖当量)からいって砂糖は入っているな。これを鍋で加熱して練るとつぶしあんになる。便利。

つぶあん

 つぶあんはつぶしあんと名前は似てるけど違う。小豆を茹でて砂糖や蜂蜜などに漬け込んで甘くして、砂糖を加えたこしあんと潰れない様に合わせたあんこ。これは食品成分表にはないので、原料からちゃんと計算が必要。

しろあん

 白あんは小豆じゃなくていんげんまめを原料にしたこしあんです。なので食品成分表では豆類/いんげんまめ/こしあん、として収録されています。小豆のこしあんと同様に生あんで砂糖は入っていないので。別途加えましょう。

うぐいすあん

 うぐいすあんは緑のあんこで原料は青エンドウ豆(グリンピース)です。食品成分表にはあんことしては収録されていないので、全粒・青えんどう・ゆでと砂糖を使うのが良いのかな?あと、えんどうの項目にある「うぐいす豆」は全く別物なので注意。

ずんだあん

 あんことして扱って良いのか微妙ですが、ずんだ餅のあれです。茹でた枝豆をすり潰して砂糖と混ぜたものです。これも食品成分表に収録されていません。フレッシュな豆なので豆類じゃなくて、野菜類/えだまめ/ゆでを使って計算しましょう。


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