完全メシ(日清食品)

どうも吉山です。近所のスーパーやコンビニで見かけた「んー??」となった食品を購入して食べてみて、突発的に紹介するコーナーです。購入した商品以外からは積極的に情報を集めたりしないので、レビューというよりは素直な感想レベルのお話です。

 日清食品さんといえば、世界初のインスタントラーメンのチキンラーメンを作っただけあって、割とお手軽ジャンクなイメージです。あとCMが頭おかしい。とは言え、最近高たんぱく・低エネルギーのカップヌードルを出したり、新たな方向性も考えているのでしょうか、完全メシもどちらかというとそっち方面かな。

 なお、*栄養士にはおなじみの日清医療食品さんとは全く無関係。と言うか、日清食品さんは、世にある他の日清〇〇と全く無関係なのですね。

 完全メシシリーズは色々展開しているようですが、今回買ってきたのは飲料タイプのバナナとミドリです。まず見た目は素材を全面に押し出したカラーリングで分かりやすい。「栄養とおいしさの栄養バランス!」の文字が踊っております。正直、この2つは二律背反ではないので、どっちもMAXにしてくれてイイのよ?と思わなくもないですが、美味しさとは甘み!塩分!脂!と考えると言いたいことは何となく察せます。それはそうとケールは食べた記憶がない。

 さて、中身を見ていきましょう。まずエネルギーを見た時点で、あまりに少なすぎるので1日これ1本的なものどころか、1食これ1本ですらないと分かります。じゃあ完全って何を指して謳っているのかとになるのですが、日本人の食事摂取基準に載ってる成分全部乗せかなと予想。あとPFC比がだいたい15:30:60でバランスが良いこともあるかも。

 味はどちらも好み。ただ食感というかテクスチャと言うか、そのへんは結構クセがある。濃いのでサラサラはしていない。かと言って他のスムージーのようなドロドロ・ザラザラ感もない。飲むヨーグルトに近いけど何かが違う。ギリ存在を感じる微粒子が塊を作らず均一に分散している感じ。真っ先に脳裏に浮かんだのは、雨が降った後に公園のブランコの下にある水たまりに存在する、超滑らかな泥。

 さて、完全栄養を謳う製品が出て来ると、良くも悪くも*栄養士界隈はざわざわします。理由は栄養バランスを考えることが大事な仕事なので、存在意義に触れるからですね。私個人としてはこういう製品は大好き。食事に無頓着というか無関心な人(知識不足とは少し違って、食事に求めるものが違う)には、とりあえず、これをぶっ込んどけば酷いことにはならないから。ある1人を何とかする時間で、他に2人に対応できる場合どうするか?とかその辺の問題。

 最後に、これは売れるかというと多分売れないんじゃないかな。理由は1本300円以上するから。エネルギー的におにぎりなりを追加する必要がある。そうなると、もう、栄養バランが悪かろうとお弁当が買えてしまう。なかなかコストと食の3機能(栄養、愉悦、謎パワー)を満たすのは至難の業なのでしょう。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です