お麩も迷いがち

 どうもギルマスの吉山です。食品成分表にはお麩は大別して生麩、焼麩に分かれていて、焼麩はさらに釜焼き麩、板麩、車麩に分けて掲載されています。で、普段スーパーで買っているお麩はどれに当たるのか?でちょっとだけ悩んだ後、まぁ一番上に載ってるのでいいかな、となります。今回はそのあたりをはっきりさせておこうかと思います。

生ふ

 お麩自体はグルテンの塊で、グルテンフリーを実践している人には卒倒ものの存在です。グルテンの出所は小麦粉で、小麦アレルギーの人にも怖い存在。美味しくいただける方はラッキーですね!さて、名前に「生」と付いていますが当然「生」のグルテンではなく蒸しています。モチモチしていて、他の麩の素となる素体です。

乾燥ふ

 生ふをそのまま乾燥させると乾燥ふになります。食品成分表には掲載されていない。水で戻せば生ふとして扱って良いのかは謎。近所のスーパーでは見かけませんねぇ。

揚げふ

 生ふを揚げたもの。これも食品成分表に掲載されてないし、見たことも食べたこともない。宮城県では名物らしい。表面がカリッととしてて油を含んでいるのだから、確かに美味しそうだ。煮物に合うというのも納得。

焼きふ(釜焼きふ、板ふ、車ふ)

 焼きふは生ふを焼いたもので、色々分けられているけど基本的には形が違うだけと思って構わない。ただ地域性がはっきりしていて、ふわっと焼ける様に小麦粉やふくらし粉などの追加要素により、食品成分表では区別していると思われる。これに黒っぽい糖液でコーティングするとふ菓子になる。

 釜焼きふはその名の通り釜で焼き上げたもので、色や型や切り方によって色んな形がある。スーパーで売っているのはたいていこれ。結局、一番上を選んどけは正解だったのですね。 

 板ふは板状に延ばした状態で焼いたもの。これも近所のスーパーで見かけない。山形では庄内ふとして有名らしい。どうやって食べるのか気になる。

 車ふは筒に巻き付けて焼いたふ。焼けたらまた巻き付けて焼くを繰り返すので、見た目が荒いバームクーヘンのよう。作るのに手間がかかりそうなふ。お高いスーパーで見かけた様な気がする。沖縄、金沢、新潟あたりでメジャーらしい。

ちくわぶ

 小麦粉を練って筒状に成形して茹でたもの。東京近辺のおでんに入っているイメージ。ちくわぶは魚肉を使っていないので竹輪ではないと言われるが、小麦粉そのものでグルテンを抽出していないので実際はふでもない。なかなか紛らわしい食品。


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