さて、私は栄養学については勉強中の身であるので、突っ込んだこととか深い話は出来ないのです。じゃあ皆が知ってる常識的うわべの栄養知識は披露できるかというと、それが結構難しかったりします。何で難しいかというと世に出回っている(無料で手に入る)情報が私が知りたい部分がフワッと抜けています。そのため、その情報単体では完結して納得できるのですが他の情報と結びつけて考えようとすると、途端にアレ?どういう事?ってなってしまいます。これは私の調べ方が悪いのと、情報を提供する人がなるべく簡単に分かりやすくするために努力した結果なのでしょう。
そんなこんなで、私がお勉強途中でワケが分からなくなった事柄をメモとしてブログに残しておこうかと思います。後日になって、この頃はこんなにアホだったと笑える日が来れば良いのですが。
で、今回は中性脂肪です。トリアシルグリセロールことTGです。
定義的にはグリセロールに3つの脂肪酸がエステル結合をしている。これだけです。動物でも植物でも脂質の貯蔵形態としてはほとんどがこれです。貯蔵形態なので、吸収されるときは、分解されて2つの脂肪酸と、脂肪酸が1つだけ付いたモノアシルグリセロールになって吸収される。そんで吸収された後はまた中性脂肪に再合成される。
そんで、中性脂肪は血液に溶けないから移動の際はリポたんぱく質の船に乗って全身を巡るんですね。で、脂肪細胞に入るときも、一端グリセロールと脂肪酸に分解されて細胞内で中性脂肪に再合成される。
脂質から中性脂肪が出て行くときもやっぱり1度、グリセロールと脂肪酸に分解されて出て行く。基本、中性脂肪は細胞膜を突破できないようですね。出て行ったらグリセロールは水に溶けますので、そのまま血中に乗ります。脂肪酸はそのままでは血中を移動できませんので血中にド大量にあるアルブミンに引っ付いて組織に届けられる。
結構な頻度でグリセロールと脂肪酸が分解と再合成を繰り返してて、再合成時はランダムな脂肪酸が結合するっぽい。例えばパルミチン酸とオレイン酸とリノール酸がごちゃ混ぜになった中性脂肪もあるってこと。なので、一口に中性脂肪と言っても構成する脂肪酸が異なれば大分と事情が変わってくると言うことでしょう。せっかく摂った良い油も場合によっちゃ脂肪組織に死蔵されてしまう可能性もあるのでしょうか?それとも優先的に使われる仕組みでもあるのでしょうか?
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